
コヤッキーさんが自身の動画で「難しい(内容)ですよね」と言った、三木大雲和尚の本です。
2024年の年末に発売。
おそまきながら私も先日読んでみました。
確かに難解な本でした
まずお経の名前がたくさん出てきます。
私の実家も主人の家も禅宗なのですが、私は熱心な仏教徒でもなく、その上漢字が苦手な私には、この本を1回読むのにも苦労しました。
2回目、3回目と読んでいくうちに自分なりに感じたことをまとめてみようと思い、この記事を書いています。
以下は、あくまでも私見であり、ぜひ皆さんで、この「仏教コード」をご自身で読んで見てください。
第3章までが、未来予言のお話ーー何が起こるのか?
お経に書かれている「三災七難」
三災とは
三災には、「大の三災」「小の三災」の2つがあるとのこと。
「大の三災」とは、火災、風災、水災の3つ。
「小の三災」とは、穀貴(五穀の高騰)、兵革(戦争のこと)、疾病(伝染病や流行病)の3つ。
そして、大雲和尚は、『私たちが暮らしている期間では、この「小の三災」が起こる』と説きます。
38ページで、『現時点で考えてみても、すでに戦争、新型コロナウイルスの蔓延は起こっていますので、後は五穀の更なる高騰が残されているだけかも知れません。』と書かれています。
まさに、お経に書かれている通りのようですね。
七難とは、「小の三災」の戦争や病気以外にも、天候不順や星の運行不順による大変な困難のことだそうです。
そして、この「三災七難」を回避する、あるいは、最小限にとどめる方法が書かれているのが、「法華経」とのこと。
そして、第3章の最後では、
『文明800年周期説から現代に起こる出来事が予測できる』(71ページ)
とも書かれていて、大地震や食糧難ついて書かれています。
第5章からは、三災七難を回避する方法のお話ーどうすれば回避できるのか?
法華経の重要部分の解説というかたちで、回避方法を説かれています。
その回避する方法とは、一言でいうと「自他力本願」です。
「他力本願」なら聞いたことあるけど「自他力本願」ってなんのこっちゃ?
と思いますよね。
この回避する方法、大雲和尚が述べられていることは、
社会制度改革のための努力や科学技術改革などの努力での回避ではなく、
私たち1人1人が毎日の行いの中でやるべき改革(努力)のようです。
簡単に言うと、「一人一人が徳を積む」ことです。
そのための日々の努力も必要とのこと。
詳しくは本に書かれていますので、ぜひ読まれてください。
この本の「お釈迦さま」とは、Something great のこと
この本には「お釈迦さま」という言葉が頻繁に出てきます。
これをシッダールタという実在の人物のことだと思って読み進めていると、どうもよく理解できませんでした。
106ページまで読み進んだとき、
『実はこの人間の姿をしたシッダールタとは、お釈迦さまが仮に人間の姿で現れたということです』との記述を読み、「なるほど、お釈迦さまとはシッダールタという実在の人物のことじゃないんだ、創造主もしくはサムシンググレートのことなんだ」と理解しました。
そう思って読み直すとと、その他の章もなんとなくすっと頭に入ってきた気がしました。
(私の勝手な思い込みかもしれませんが)
