正月のお餅を根室市街の和菓子屋さんに買いにいった時のこと。
「正月の雑煮用の丸餅をください」とお店の方に言ったところ、
「丸餅は置いておりません。切り餅のみです。」と言われました。
「え? 丸餅を置いていない? 切り餅だけ?」
店員さんは、(当然でしょっ)という顔をされています。
「そうですかぁ、、、、」としばらくは次の言葉が出ませんでした。
もう1ヶ月を切った来年のお正月も、この根室で、新年を迎えることにしました。
子供たちも根室が気に入っており、家族全員が根室に集まります。
我が家では、正月には、必ず「お雑煮」を作っています。
子供が生まれてからは、正月に家族旅行をすることはほとんどなく、皆で年越し蕎麦を食べ、初詣にいき、お雑煮をいただいています。
ほぼ1年前の今年の元旦、年越しそばをいただきました。そして、元旦の朝には初詣に行きました。
でも、お雑煮をいただくことはしませんでした。
根室では、「かつお菜」や「焼きあご」を手に入れることができなかったからです。
また、子供達全員が今年の元旦には揃わなかったことも、具材が揃わないことに加えて、お雑煮を作ろうとは思わなかった原因の一つになっています。
まもなくやってくる来年の元旦、嬉しいことに、去年とちがって家族全員が揃うことになりました!
「それでは、みんなが喜ぶお雑煮を作るぞー」と気合が入り、雑煮用の丸餅を求めて、先日、根室市内の和菓子屋さんに足を運んだのでした。
九州では、お雑煮は丸餅です。
丸餅以外の切り餅(角餅)は、1月15日後にしかいただいたことはありません。
それも、切り餅をお店で買った来るわけではなくて、お供え餅を切っていただくのでした。硬くなったお供え餅を、水につけて置いて柔らかくするのですが、「水餅」とも呼んでいたこのお餅は、美味しくなかった記憶があります。
さて、この日お菓子屋さんを出て用事を済ませたあと、家に帰ってから「根室には本当に丸餅がないのだろうか」と調べると、
TABIZINE というブログ(?)のページを発見。
下にリンクを貼っています。ライターは、sweetsholic さん。
(sweetholic さん、ためになる記事ありがとうございました。)
この TABIZINE に紹介してあった冒頭の写真の農林水産省の地図をみてびっくり!
1。まず、北海道と沖縄がこの地図には描かれていません。
2。東日本は「角餅」、西日本は「丸餅」と別れていることを初めて知りました。
皆さんの住んでいるところも下の地図のとおりですか?
(冒頭の写真を再度載せました)
<お雑煮文化圏マップ 農林水産省>
3。
さらに、TABIZINE には、北海道と沖縄にはそもそも雑煮文化がない、とも書かれていました。
確かに北海道は、今から200年ぐらい前から多くの人が移住し始めたようなので、北海道独自の雑煮文化というのはないことも納得できます。
でも、沖縄には、昔から沖縄の人がずーと住んでいたと思っています。沖縄には餅そのものがないのでしょうか?
私はまだ、沖縄には行ったことがないので、何にも知りません。そのうち調べて見ようと思います。
それにしても、 この上の農林水産省の地図、北海道(と沖縄)が描かれていません。
現在 北海道に住んでいる私には、なんか落ち着かない地図ではありますね。
では、また
お雑煮文化圏マップは⬇️