根室半島にも冬がやって来たようです。景色は春と変わりませんが。
北海道では、他の地域では雪になったところも多いようで、そろそろここにも雪が積もるのではないかと思っています。
でも、天気予報は今週もほとんど晴れマークです。
左下の写真が昨日の予報。右下が本日の予報。いま外は雪ではなく、雨が降ってます。
(冒頭の写真は除湿機です)
道東は、北海道の中でも積雪の少ない地域のようです。根室半島では、今年は5月のゴールデンウィークには雪が溶けました。
厚岸(厚岸牡蠣で有名な太平洋岸)付近は、ここ根室半島よりも暖かく、雪も4月初旬には溶けると聞いています。
冬は終日暖房(強制換気をするストーブで、FFストーブと言います)を入れるので、空気が乾燥します。
このため、加湿器が必要で、我が家でも押入れから引っ張りだして来ました。
この「冬の加湿器」が必要なことについては、九州でも同様です。
さて、「北海道には、梅雨がない」との言葉は有名だと思います。
確かに、夏の湿気は、九州と比べると「湿気はない」と言えます。カラッとしています。
この夏私たちは、ここ根室半島で、湿気のない夏を過ごせました。気持ちよかったですよ。
しかし、地元の人に言わせると「根室は湿気が多い」のだそうです。
特に、根室高校から東の「半島地区は、特に湿気が多い」と皆さんがこう言います。
夏にこの言葉を聞いた時、涼しくカラッとしているなと感じていた私たちは、北海道の気候に体がまだ慣れていないからだろうかと考えていました。
また、半島先端部の気温についてですが、この根室高校から東の半島地区では、夏でも気温は20度を超えることはないとのこと。
今年の夏、帯広が40度を記録しました。この日は、根室市街も30度を超える暑さでしたが、この時でも東の半島地区では20度を少し上回るぐらいの涼しさだったようです。
(「ようです」と書いたのは、この40度の日、主人も私も、たまたま帯広にいて半島に帰って来たのは、夕方だったので、昼間は半島にいなかったのです)
湿気に話を戻すと、
引っ越してきてすぐに、地元の人から教えてもらったことがあります。
「ここでは除湿機が必要ですよ。特に浜(はま)はね。霧(ガス)がひどいから」
(地元の人は半島沿岸部のことを「浜(はま)」と呼びます)
移住前は、九州よりも湿気が少なく快適なはずだと思っていました。確かにその通りで、クーラーを必要としない、涼しいと感じた1年目の夏でした。
しかし、秋が近づくにつれ、家の中は昼間は涼しいながらも、陽が落ちるとなぜか部屋全体がジトーと感じることが多かったので、地元の人の教えにしたがって、夏の終わりに除湿機を購入しました。(北海道の気候に体が慣れてきたのでしょう)
九州でも梅雨の時期にしか使わない除湿機をここ北海道で購入することになるとは思いませんでした。
さて、11月に入ると、湿気も少なくなったと感じましたので、除湿機を使わないでいました。
しかし数日すると、どうもまたジトーと感じるようになりました。部屋は寒いのにです。
書斎の本をパラパラめくると、どうも紙が湿気を帯びているように指先で感じましたので、除湿機を再び使用することにしました。
近所の人に、「もうすぐ冬だというのにまだ除湿機が必要のようですね」と、話をしたら下記のように教えてもらいました。
「今は、セントラルヒーティングで、各部屋が暖かくなるので、除湿機を夏しか使わないお家も多くなって来ました。でも古いお家だと、セントラルヒーティングなどないので、年がら年じゅう除湿機が必要なのですよ。」
私たちが借りているお家は、古い家です。セントラルヒーティングはありますが、後から取り付けられた為なのか、一部にしか設置されていません。
地元の人が言われるように、セントラルヒーティングが取り付けられていないお部屋は、確かに寒いのにジトーとした感じがするのです。
暖房をつけると少しはカラッとなるのですが、使っていない部屋に一晩中暖房をつけておくことは、もったいなくて暖房もつけないままでいました。
朝起きてその部屋に入ると、なんとなく湿気が多いというかカビ臭いというか、そんな感じがします。
この寒さの中で、本当に除湿機が必要だと実感しています。昨日も一晩で除湿機の中にかなりの水が溜まりました。予想以上です。
「湿気が少ないはずの北海道で、除湿機を使わないといけないなんて。それも1年中!」
九州では体験できないことがたくさんある根室 北海道の生活です。
では、また