先日、下の写真の「ひよ子」を「東京みやげ」として近所の方からいただきました。
包装紙には、「東京 名菓 ひよ子」と書いてありました。
私は生まれも育ちも九州の福岡市です。
「へー、東京にも福岡のお菓子『ひよ子』に似たお菓子があるのね。それにしてもあの『ひよ子』と同じ名前なんて。このお菓子、パクリではないの?」
そう思って包装紙をやぶってみて、出てきた箱をみて、びっくり。
小さい頃から何度もみている、あの懐かしい「ひよ子」の黄色と白の箱が出て来ました。
ここまでパクるの? と驚いたと同時に、小さい頃によく目にしたテレビコマーシャルを思い出しました。
「♬ ひよ子持ってこね。ピヨピヨ ♬」
(50代以上の九州育ちの方でないとわからない歌かもしれませんが)
箱を開けると、中に懐かしいお菓子が並んでいます。
昔はなかった紅白のひよ子が入っていました。
「紅白のひよ子なんてなかったから、やっぱりパクリね。」
味も、私が昔から知っているのと一緒でした。
小さい頃、この「ひよ子」と食べるとすぐにお茶が飲みたくなったことも思い出し、この日もやっぱり、すぐにお茶が欲しくなりました。
包装紙をもう一度みましたが、間違いなく、「東京 名菓 ひよ子」と書いてあります。
「ひよ子」の味までパクることなどできないだろうから、東京に移転したのかなぁと思いました。
でも、「ひよ子」は今でも福岡で売っているし、「東京」とは書かれていなかったようだけど、、、と落ち着きませんでした。
ググってみました。
ありましたよ。⬇︎
東京と福岡で販売されている銘菓「ひよ子」それぞれの違いは? - ライブドアニュース
なんと1964年の東京オリンピックの時に、福岡から東京にも進出したらしいです。
これで、私のモヤモヤも取れました。
結婚するまで福岡から出たことのない私です。
「ひよ子」が東京のお菓子にもなっていたこと、知りませんでした。
後日、「ひよ子」をくださった近所の方に「発祥は福岡ですよ」と言うと、とても驚いていました。
他の人にも「ひよ子は元々は福岡のお菓子よ」と言うと、みなさん驚きました。
すべての人が「北海道の人だったら、『ひよ子』と言うと東京のお菓子だと思っていますよ。」と言います。
福岡発祥と聞いて驚く近所の人に、私の方がもっと驚きました。
上のライブドアニュースには、下記のようにも書いてあります。
””東京では東京駅八重洲口地下街や新宿のデパートなどで販売されたほか、台東区上野に「東京ひよ子」の営業拠点が構えられました。その理由について東京ひよ子は、「当時、北の玄関口だった上野駅売店での販売を通じて、北海道、東北、信越方面などの方に認知を拡げる狙いがありました」といいます。””
吉野堂さん、北海道への認知拡大は、大成功のようですね。
(でもこれ、認知拡大と言うのかな? 販売拡大と思うけど。別のお菓子として売り出しているのだから)
福岡で育った私の場合、この「ひよ子」を東京みやげとして買うことは今後もないだろうと思います。
ひよ子は、うえのコマーシャルの歌にもあるように、「福岡みやげとして持って行くもの」とインプットされているので。
今度福岡に帰った時に、この「ひよ子」を「福岡みやげ」として買うことにしました。
近所の人に配り、「福岡発祥です」と伝えたくなりました。
話題提供にもなりますしね。
福岡出身の方、「ひよ子」を話題作りにどうぞ。
では、また ピヨピヨ♬